痛みの症状

2種類の痛み

 

痛みなどの症状は自己修復する過程での生体反応です。

痛みには2種類あります。

①異常事態を教えてくれる警報としてのサイン

②からだが良くなっている過程で起こるときの痛み

 

①は異常事態を教えてくれる警報としての痛みにより危険を回避したり休養をとることで回復を図ろうとしています。初めて当院へ受診のときの状態です

②は回復過程で起きる痛みです。回復に伴い鈍くなっていた痛みを感じる神経(知覚神経)も回復することで起きる痛みです。個人差もありますが、知覚神経は回復不可能な状態では鈍麻されています。しかし、からだが良くなってくるとこの知覚神経も正常になりはじめ痛みを感じるようになるのです。(交通事故でむち打ちになった時、気分が悪かったり、吐気がしたり手に力が入らなかったりします。痛みはさほど感じなかったりします。しかし、日にちが経過するにしたがって首や背中などに痛みを感じるようになります。この時に痛みだけにフォーカスしていると治っているかどうか分からなくなります。でも、気持ち悪さや吐気は消えていたりします。これも同じことです。)

 

ここでは痛みについて説明しましたがすべての症状が痛みと同様です。