医師と患者では「治る」の解釈が違うという件

ども、院長です。

 

患者さんは痛み、症状を治して欲しくて医療機関へ行きます。

でも、そこで行われることは治ることではなく、対処するだけです。

脳神経外科医の田中佳医師のコラムから引用です。

以下

医学には「治る」という前提が最初からないんです。できることは単に「対処する」なんです。
これも散々言うんですが、医者が「治そう」とか「治療する」とか言いますよね?
だから一般の方々は「治る」と思い込んでしまうんです。
これを何と言うか?「勘違い」と言うんです。
医学における「治る」の定義は、見た目によくなればいいということですよね。
風邪をひいて、風邪薬を飲んで咳が止まって、鼻水が止まることを医学では治るって言うでしょ?
根本的には風邪のウィルスを根絶する。
その方法は医学には存在しないんです。だから医学は風邪を治すことは絶対にできないんです。

すべての医者が知っていることです。だって風邪を治せたらノーベル賞って言うでしょう?
早期胃癌で丸ごと胃を取って完治とか言うでしょ?
本当の意味で医学的に治った状態に最も近い言葉が「寛解」って言うんです。厳密には「治癒」は使わず、「寛解」って使います。慣例で治癒をなんとなく使っているだけです。
それでも医者は「治そう」って言うんです。なので、皆さんが思っているような「治る」の意味が最初から違うんです。

見た目に良くなったら治るのが医学、根本的に解決されて元の健康体に戻るのが皆さんの思っている治る。
臭いトイレに芳香剤を置くのが医学で、トイレを掃除すると思っているのが皆さん。
だから最終的には話しが合わなくなって、こんなはずじゃなかったということになります。
臭いトイレを掃除するのではなかったのですか?
芳香剤を置くだけ!?そんな!!となります。

Dr.田中佳

最初に確認(*^^*)しましょう。治るのか抑えるだけなのか。

いいね!他のリアクションを見る

コメ